2004年 07月 23日
知恵を使った仕事をする |
金曜日は午前中は一般病棟回診と処置・救急の担当。午後が一般外来。
一般病棟に入院中の腸炎の子は今日も渋り腹で不機嫌だ。しかしカルテの検温表をみたら昨日は昼食夕食とも主食10割副食3~5割を食べたと記録されている。この数字は今朝の病状からして納得できない。そんなに食べられた訳がない。
付き添いのお母さんに直接確認したら、お子さんが全然食べなかったのでお母さんが食べてしまったとのことだった。
食事の摂取量を記録する際には、食後に下膳カートに集まった食器をみて、食べ残しの分量から食べた分量を推定する。いちばん手っ取り早い方法ではあるのだが、小児患者相手にはこうして間違いの元になる。
世の中のお母さんはこどもの残飯を自分の胃袋に始末することが多いよとは若い未婚の看護師たちの一般的な発想のうちには無いことかもしれない。でもね、カルテを書くときには患者さんの顔を思い浮かべるものだよ。いくら、うちは混合病棟だし自分達は小児看護の専門じゃないとは思っていてもさ、この子が飯を全部平らげられる状態かどうか位は考えなきゃ。思いつきさえすれば、ちょっとお母さんに聞いてみれば解決じゃないか。
数字一つ書くのにも考えて書かなきゃということは時にあります。外来でも、0歳9ヶ月の子の体重をカルテに17kgと書いてきた看護師がありました。そりゃ3~4歳の体重じゃないかと思って確認したら、予診表にお母さんが体重を記載した数字が判読しにくくて縦棒が7の数字の本体から分離して見えたと言うことでした。まあ、体重はこまめに実測しなければとは思います。申告された体重を転記する場合でも、はたして1歳にもならん乳児の体重が17kgもあるものかどうかは考えなきゃいけません。本来7kgの子に17kgと思って処方を書いたらけっこう辛いことになります。まあ、処方書く前には診察もするわけで、目の前の乳児の体重が17kgですとカルテに書いてあったときにそれを丸飲みして17kgの処方を書くようでは医師の素養も疑われますが。
一般病棟に入院中の腸炎の子は今日も渋り腹で不機嫌だ。しかしカルテの検温表をみたら昨日は昼食夕食とも主食10割副食3~5割を食べたと記録されている。この数字は今朝の病状からして納得できない。そんなに食べられた訳がない。
付き添いのお母さんに直接確認したら、お子さんが全然食べなかったのでお母さんが食べてしまったとのことだった。
食事の摂取量を記録する際には、食後に下膳カートに集まった食器をみて、食べ残しの分量から食べた分量を推定する。いちばん手っ取り早い方法ではあるのだが、小児患者相手にはこうして間違いの元になる。
世の中のお母さんはこどもの残飯を自分の胃袋に始末することが多いよとは若い未婚の看護師たちの一般的な発想のうちには無いことかもしれない。でもね、カルテを書くときには患者さんの顔を思い浮かべるものだよ。いくら、うちは混合病棟だし自分達は小児看護の専門じゃないとは思っていてもさ、この子が飯を全部平らげられる状態かどうか位は考えなきゃ。思いつきさえすれば、ちょっとお母さんに聞いてみれば解決じゃないか。
数字一つ書くのにも考えて書かなきゃということは時にあります。外来でも、0歳9ヶ月の子の体重をカルテに17kgと書いてきた看護師がありました。そりゃ3~4歳の体重じゃないかと思って確認したら、予診表にお母さんが体重を記載した数字が判読しにくくて縦棒が7の数字の本体から分離して見えたと言うことでした。まあ、体重はこまめに実測しなければとは思います。申告された体重を転記する場合でも、はたして1歳にもならん乳児の体重が17kgもあるものかどうかは考えなきゃいけません。本来7kgの子に17kgと思って処方を書いたらけっこう辛いことになります。まあ、処方書く前には診察もするわけで、目の前の乳児の体重が17kgですとカルテに書いてあったときにそれを丸飲みして17kgの処方を書くようでは医師の素養も疑われますが。
by yamakaw
| 2004-07-23 10:51