こどものおいしゃさん日記 うしろすがたのしぐれてゆくか

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カテゴリ:自閉症( 28 )

一枚全部ディーゼル除雪車の鉄道DVD

当直明け。夕食後に息子が新しく買って貰ったDVDを出してくる。ディーゼル機関車特集の二枚組であった。うち1枚の鑑賞に付き合う。「白魔と闘う」云々と称するタイトルで、本編74分延々とディーゼル除雪車の映像が続く。マニアにも色んな分野があるものだねと思う。前半がラッセル車。後半がロータリー車。ナレーションは必要最低限だけ。雪の中の撮影で背景音もほとんどしない。静かな雪景色の中を赤い除雪車が雪をまきあげて走るシーンが淡々と繰り返される。美しくはあったが、最後まで付き合ったらさすがに腹一杯な気分だった。

息子は「三軸ボギーやね」とか言いながら見入っている。機関車の台車が映ると必ず言うので、なにか車輪回りの構造にそういう専門用語があるらしいとみえる。もう一つ彼がこだわるのは「前のライトは白、後のライトは赤」というもの。今回のDVDには一度だけこちらに向かってくる列車の前面に赤いランプが点っているシーンがあり、息子は「逆やね」と呟いて不機嫌な顔になった。滅多に怒りを表さない人だけに、あれはかなり怒っていると見えた。自閉あるいは鉄ちゃんの症状がもう少し重症ならパニックを起こしていたかも知れない。入れ替えかなにかの都合だったのだろうか。いや、べつに糾弾するつもりは無いんですけどね。
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by yamakaw | 2005-03-15 17:19 | 自閉症

狙撃銃は遮蔽物の後から撃つこと

ディスクのトラブルで進行が止まっていた「ラチェット&クランク3」も父子で着々と進行中である。

息子のゲームを傍から見ていると、敵に丸見えの位置から狙撃銃(照準用の望遠鏡を背中に乗せた単発の銃ですな)でねらい撃とうとする。当然、照準器の向こうから敵がぼこぼこと撃ってくる。敵弾に当たると当然ダメージを受けるし衝撃で照準がずれるからこれは武器の選択として極めてまずい。まずいのだが諦めようとしない。甚だしきは数歩先の角から飛び出して向かってきている敵をおもむろに狙撃銃で撃とうとする。照準をつけて発射するまでに相応の時間もかかるし撃ったとて連射が利かないから一撃で倒せないと後が辛い。そう言うときは低反動で連射の利く突撃銃で撃つのだといくら言っても聞かない。

自閉症のこだわり行動で特定の武器にこだわっているのかと思っていたが、別のメカニズムもあるようだ。変装して敵を騙し警報を切らせたり扉を開けさせたりする必要のあるとき、敵の目の前で変装に取りかかっている。敵は当然こちらの正体を見破って攻撃してくるのだが、それでも変装した姿のままで反撃もせず敵に挨拶を続けてしまう。

多分「敵の視点」が分かっていないのである。
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by yamakaw | 2005-01-12 12:08 | 自閉症

お母さんプレイステーション

プレイステーション2本体を2年で遊び潰して買い換えました。どうもレンズが汚れたらしくてラチェット&クランク3がハングアップするようになってしまったので。一生懸命になにか読み込もうとディスクをキュルキュルと音を立てて回している気配ですが画面が暗転したまま先へ進めません。でも買い換えてはみたけれどそれでもハングアップの場所がずれただけだったので、あるいはディスクにかなりキズがついて読み取りにくくなっていて、買い換えてハングアップの場所がずれたのは読み取り時のエラー補正がどれくらいキズをカバーしてくれてるかの程度の差なのかもしれません。

本題。

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by yamakaw | 2004-12-29 12:26 | 自閉症

レイ・チャールズを何故に賞賛するか

ええ、他所で映画「ブルース・ブラザース」に出演したアーティストの中ではレイ・チャールズが最高だとコメントしました。なんかいかにも私がR&Bとかソウルとかに自信を持ったような書きぶりで、中にはご機嫌を損ねた読者の方も居られたかと思って追記。

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by yamakaw | 2004-09-30 19:47 | 自閉症

自閉症児の移動

移動に関しては息子はあまり困らせません。多動や衝動性はほとんど無いので迷子や飛び出し飛び降り系の事故を起こしたことがありません。むしろ1人で行動できなくて単独通学が難しいくらいです。一度行ったところは大抵憶えているらしい様子が見えますが、初めてのところでもパニックに至ることはほとんどありません。

今回の長崎行きは寝台特急「あかつき」を使ってみました。息子はB寝台の枕元のランプなどの設備を一通り確認して、トイレの行き方も確認して、あとは窓からひたすら外を眺めていました。真っ暗な夜の眺めの何が面白いのだろうと思いましたが、彼は電気機関車のマニアなので、貨物列車が頻繁に通る夜間の眺めはたいそう気に入ったようです。ついでに鉄道用の信号について系統的な知識を何処からか仕入れていて、4燈式だの5燈式だの中継信号だのと、信号を見るたびに喜んでいました。注意とか徐行とかと言っていたところをみると、どうも鉄道信号を読めるようです。

ふと夜中に目を覚ましてみると、午前3時でしたが、先に寝入ったはずの息子がいつの間にか目を覚ましていて窓の外を見ているので、寝ろと命じてブラインドを下ろしました。少々開けておいたのが失策でした。でもまあ、ここでパニックを起こさず素直に寝るのは、自閉症児としても扱いやすいほうなのだろうなと有り難くはありました。

諫早駅で下車したあと、改札とは反対方向を指さして「赤」と言うので、何かとおもったら、機関車を間近で見たいというのでした。客車は青塗りですが機関車はEF何とかいう赤い色の電気機関車でした。娘と3人でぞろぞろと機関車を見に行きました。車掌さんが怪訝そうにこちらを見ておられました。近くに寄るとさすがに大きくて強力そうですね。でもこんなものの何が嬉しくてマニアになったのだか、今ひとつ理解できません。

帰りは兄妹二人で飛行機を使って帰ってくる予定です。「ジュニアパイロット」とかいうのを利用します。伊丹長崎間は乗り換えもなく1時間ですし搭乗口で送り出してしまえば迷う余地無く目的地へ着きます。
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by yamakaw | 2004-08-12 13:31 | 自閉症

かわいいと思ってよいのである

まだ息子が3歳の頃、当地の自閉症関連のメーリングリストで、さるお父さんの、「この子が可愛くてたまらない、この子に夢中である」との言葉を拝見しました。投稿の本題は他にあって、その最後についでのように書き添えてあったのですが、失礼ながら本題のほうは忘れてしまいました。

虚を衝かれた感がありました。「俺も息子を可愛いと思ってよいのだ」と初めて思いました。考えてみれば他人に許可を受ける話ではないのですけどね。その権利が自分にもあるのだと、言われるまで気付かなかったのです。可愛いとは思っても申し訳なくて世間様にはよう言わんと、なんとなく思っていました。

この子は変だの育て方が悪いだの、このままでは一人前にならんだの出来る限りのことをしてやれだのと散々言われていた時期でした。そりゃもう仰るとおりです不肖の息子で申し訳ありません責任は取らせて頂きますってもので、何かと追いつめられた気分ではありました。

他の立場から、自分の子だし可愛いだろうと言われてしまうと、発言の意図をつかみ損ねて、かえって身構えたかもしれません。同様の立場からのご発言であればこそ素直に受け止めることが出来たのだと思います。
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by yamakaw | 2004-07-26 12:24 | 自閉症

小児神経学会の良心的な提言

記事引用:
言葉の遅れや自閉症が、テレビやビデオ視聴のせいだとする十分な科学的根拠はない――。日本小児神経学会(青木継稔会長)は17日、そんな提言を発表した。


長時間視聴児は言語発達が遅れる危険性が高まるという日本小児科学会の提言を念頭に置いたものなのは明らかである。

この提言が出て以来、心の隅に何かが引っかかったような思いをしていた。日本小児科学会の提言は、米国小児科医会みたいに格好いい社会的コーケンってやつをここらで自分らも一発やってみたいな、という雰囲気が学会で盛り上がったところへ、叩いても表立っては反撃されない低リスクの標的がありますよと持ちかけて火をつけた人が居て、一気に盛り上がったという構図だった。なんだか、小児科学会に一応所属している自分も、父親が逮捕された級友をよってたかって苛めて正義の味方ぶる卑怯な小学生になったような気分がした。子守するお母さんを苛めてそんなに楽しいか?先生ら連続1時間でも自分1人で子守をしたことがあるか?

小児神経学会の提言をまとめられた小西先生は赤ちゃんの発達に関しておそらく日本で最も発言力の大きい人だと私は思う。障害児への愛情と学問的な誠実さを人格的な熱さで融かして合金にして、該博な学識でその合金を鍛えて、それを材料に学者をひとり作ったら小西行郎が出来上がる。今回の提言も先生の面目躍如と言ったところだ。先生よくぞ仰って下さいました。

日本小児科学会の提言の実質的な旗振り役であった片岡先生は(この提言はほとんど彼1人の学説を元に出来上がった感があるが)、言葉巧みに、長時間視聴が自閉症の原因であるという誤解を誘ってきた。自閉症児の父親としては、不愉快な人だ。その不愉快さを著名な児童精神科医に代弁して頂く

お二人への印象があまりに違う故に私にとってはこの二つの学会の提言を同列に考えることなど到底不可能だ。

自閉症とテレビに関しては妻の言を引用する。
「一日4時間とか8時間ってのは確かに見せすぎだと思うけど。でも、もうちょっとテレビやビデオを集中して見ててくれたら私も楽だったかもね。」
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by yamakaw | 2004-07-21 12:09 | 自閉症

一人で学校へ行く

息子が一人で学校へ行けるようになりました。成長したなあと思います。嬉しいことです。

2年生までは妻が送り迎えしていました。3年生からは妹が入学したので妹と一緒に学校へ行きました。帰りは時間が違うので妻が迎えに行っていました。今は4年生です。

この数日ほど、朝の支度が遅くて妹において行かれたりして、一人で行かざるを得ず(妻は冷酷に叩き出したようです)、行ってみたら一人で行けたことに納得したようです。家の鍵を持たせたことも何か安心させる要素になったようです。学校は歩いて5分の近所にあり、途中で1カ所交通量が比較的多い道路を渡ることにはなりますが、右折がややこしい時差式信号ではないので、信号に従っていればまず大丈夫です。

多動傾向が無いのが息子の売りです。自閉症児特有のこだわりで、横断の時はきっちり左右を確認しますし、赤信号だとたとえ車が来ていなくても絶対渡りません。交通事故の心配はまずありません。障害無しの子よりも低いくらいだと思います。

中学校は歩いて20分ほどかかり比較的遠いので、今から学校へ一人で行けるようでないと中学から単独通学を導入するのは難しい、となると高校で自立・職業訓練を目指す養護学校への入学が難しくなる・・・と思うと、現時点で単独通学を確立しておくのは将来へ向けての必須事項です。

確立へ向けて作戦を色々練ってはいたのですが。でも息子の成長のほうが早かったようです。
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by yamakaw | 2004-07-15 12:33 | 自閉症