こどものおいしゃさん日記 うしろすがたのしぐれてゆくか

childdoc.exblog.jp
ブログトップ

荷物

傷つきたくないから荷物が多いのか 荷物が多いから傷つきやすいのか 

ジンクス。これは私に限るのかどうか。
「帝王切開立ち会いの時には、搬送用保育器を持って行かなかったときに限って、搬送用保育器の要る子が生まれてくる。」

思わぬ仮死分娩とか、一過性多呼吸とか、胎便吸引とか。まあそういう突発事態に備えるための分娩立ち会いなのだが。9割以上の正常産なら助産師が居ればいい。小児科医がすることはあまりない。

他の医師は喉頭鏡やチューブや基本的薬品(ボスミンとか)が入った道具箱と、アンビューバッグなど入ったトートバッグと、ふたつ下げて手術室へ向かうのだが、私はどういう場合にも搬送用保育器を持って行く。そして「空荷」で帰ってくる。御神輿や山鉾みたいなものだ。

手術室も、正期産の反復帝切に超未熟児の緊急分娩並みの大荷物を持ち込まれるのだが、まああいつはそんなものだと思ってくれているらしい。

でも、やっぱり、搬送用保育器をそのときに限って持って行かなかったってのは、それなりに気合いが抜けていると言うことかも知れない。そういう隙を衝いてくるのが突発事故だ。


突発事故と言えば昨日は防災の日。妻の誕生日だったりもして、それを忘れないことに私の「防災」の9割以上が掛かってたりしまして。

NICUにもいちおう非常持ち出し袋があるのですが・・・なにかナンセンス。

我々が非常時に真っ先に持ち出さねばならないのは日誌や台帳類ではない。
袋に入れてしまっておけるようなものに価値はない。

何を持ち出すかって・・・その辺におぎゃあおぎゃあと泣いてるでしょうが。
1人でも多く「持ち出して」くださいな。
[PR]
by yamakaw | 2004-09-02 12:19 | 日記