こどものおいしゃさん日記 うしろすがたのしぐれてゆくか

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なんと前回の投稿にスミルノフ教授からトラックバック頂きました。おお。
麻酔科という語を教授はお見逃しにならなかったようで。狙った訳じゃないですけどね。
おかげさまで訪問者数が過去最高値を更新中です。まだ昼過ぎなのに。さすが教授。
「歯科医の医学生」のかたは日記の読者が急に増えて驚いているだろなと思ってましたが
我が身にも同じ事が起きるとは。





私のATOK17は「すみるのふ」を「スミル(フェルビナク)の負」と返還しよりました。医学用語辞書を入れてるので薬の製品名は一般名を括弧書きでつけてくれるんですね。わざわざ。例えばリプル(アルプロスタジル)とかインダシン(インドメタシン)とか。インドメタシンは分かるけどアルプロスタジルって何?

昨日は水曜日で午後はオフのはず。当直明けだし帰ろうかと思っていたのですが
28週の母体搬送・帝王切開が入りました。
最近は人手にちょっとゆとりがあって、一件くらい緊急帝切が入ったところで即座にオフ返上ということには滅多にならなかったのですが
(以前は日常業務すら私がオフ返上することを前提に組まれていました)
今回は他の医師が休暇をとってるので人手不足で居残り。

15時30分オペ出しだそうで、13時からの2時間あまり、あまり昼寝で寝ぼけないように気をつけて待ってました。時間になって手術室へ行って、ラジアントウォーマーのスイッチを照明と熱源と入れて、バスタオル3枚広げて温めて、シャキーンとか音を立てて喉頭鏡を用意して、推定1200gって聞いたしチューブは2.5mmだよねって準備して、深さ6.5cmくらいかねえなんてぼんやり考えて、サーファクタントも2バイアル気前よく溶解してシリンジに充填して、それにしても眠たい、こんなコタツに頭突っ込んで仕事するような熱さの(暑さなんて通り越してますぜ)中で挿管できるかななんてちょっと心配になりつつ・・・もう極低出生体重児・呼吸窮迫症候群のお定まりのコースの準備を着々として待ってたのですが。

出てきた赤ちゃんはおぎゃあおぎゃあと立派に泣くじゃないですか。
どう見ても人工呼吸の要る子ではない。これは予想外。28週だろ?

身体を拭いて口腔鼻腔を吸引して、さすがにチアノーゼの回復は悪いんで酸素投与だけして、Apgarスコアのカウントして、お終い。

サーファクタントのお代をどう捻出しましょう。1本13万円の薬を2本も開封しておいて、使いませんでしたじゃあ医事課が怒りそうな気がする。かといってウシ肺の抽出物なんて他に何の使い道もないし。でもまあ、予め準備しておいたら予想外に元気な子が生まれてくるというのがジンクス程度にでも成り立つなら、御供えと思ってサーファクテン溶いて持って行きますけどね。
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by yamakaw | 2004-08-26 14:05 | 日記