2004年 08月 06日
誕生日 |
昨日は息子の誕生日でした。誕生日にバースデーケーキのロウソクを吹き消すというのをどこかで聞き込んできて、ロウソクに火をつけて云々と数日前から繰り返し言っていました。これはぜひやってみたいとの希望だろうなと思ってやらせてみることにしました。
ケーキにロウソクを10本立てて私が火をつけてやっている間、息子は強力な懐中電灯だの卓上型の学習用蛍光灯だの照明器具をあちこちから取り出してきてテーブルの上に並べていました。そんな強力な照明をつけていてはロウソクの甲斐がないからと無思慮にも私はその照明を消させて、型どおりにロウソクを吹かせてみたのですが、消えた瞬間に当然ながら真っ暗闇となり、暗闇が怖い息子は泣き出してしまいました。可哀想なことをしました。
ロウソクが消えたら真っ暗闇になるってことは予想していて、それに対する照明器具の準備など着々とやっていた当たりはけっこう賢いものだなと思いました。それが雰囲気ぶち壊しになるというのに思い至らないのが自閉症ですな。暗闇が怖いというのは、回りに我々がちゃんといるのにと思っていてもなお押さえがきかないほど怖いらしいです。いちおう夜道は歩ける子なんですけどね。何も見えないのが怖いのか、照明がなにもついていないということに拘っているのか。
ケーキは息子の希望で、抹茶ケーキかチョコケーキだということでした。ちなみに京都の抹茶ケーキや抹茶アイスはどこの商品も立派に商品として位置づけられており、京都以外によくある話題性追求のみのゲテモノ菓子扱いではないです。抹茶ケーキは売り切れていたらしく、チイチゴの載ったチョコケーキを妻が買ってきました。息子は果物も大抵苦手で、「イチゴの無いところ」と繰り返し要求します。こんなイチゴだらけのケーキでイチゴのないところなんて不可能だし後で取り外してやるからと、まず息子の分を切ってやったのですが、食べ出しません。食べなよと言ったら、「みんなに分けてから」と言います。家族全員に切り分けて配分して見せたら、おもむろに自分のぶんを食べ始めました。トッピングのイチゴとパウンドの中のイチゴをくり抜いて妹に喰わせて、自分は残骸みたいなチョコケーキをもそもそと食べていました。
やりたいことや欲しいものをかなり具体的に要求できるようになっているのが頼もしいですね。全員に配分しないと自分だけでは食べ始めないというのは彼なりの倫理観でしょうか。
ケーキにロウソクを10本立てて私が火をつけてやっている間、息子は強力な懐中電灯だの卓上型の学習用蛍光灯だの照明器具をあちこちから取り出してきてテーブルの上に並べていました。そんな強力な照明をつけていてはロウソクの甲斐がないからと無思慮にも私はその照明を消させて、型どおりにロウソクを吹かせてみたのですが、消えた瞬間に当然ながら真っ暗闇となり、暗闇が怖い息子は泣き出してしまいました。可哀想なことをしました。
ロウソクが消えたら真っ暗闇になるってことは予想していて、それに対する照明器具の準備など着々とやっていた当たりはけっこう賢いものだなと思いました。それが雰囲気ぶち壊しになるというのに思い至らないのが自閉症ですな。暗闇が怖いというのは、回りに我々がちゃんといるのにと思っていてもなお押さえがきかないほど怖いらしいです。いちおう夜道は歩ける子なんですけどね。何も見えないのが怖いのか、照明がなにもついていないということに拘っているのか。
ケーキは息子の希望で、抹茶ケーキかチョコケーキだということでした。ちなみに京都の抹茶ケーキや抹茶アイスはどこの商品も立派に商品として位置づけられており、京都以外によくある話題性追求のみのゲテモノ菓子扱いではないです。抹茶ケーキは売り切れていたらしく、チイチゴの載ったチョコケーキを妻が買ってきました。息子は果物も大抵苦手で、「イチゴの無いところ」と繰り返し要求します。こんなイチゴだらけのケーキでイチゴのないところなんて不可能だし後で取り外してやるからと、まず息子の分を切ってやったのですが、食べ出しません。食べなよと言ったら、「みんなに分けてから」と言います。家族全員に切り分けて配分して見せたら、おもむろに自分のぶんを食べ始めました。トッピングのイチゴとパウンドの中のイチゴをくり抜いて妹に喰わせて、自分は残骸みたいなチョコケーキをもそもそと食べていました。
やりたいことや欲しいものをかなり具体的に要求できるようになっているのが頼もしいですね。全員に配分しないと自分だけでは食べ始めないというのは彼なりの倫理観でしょうか。
by yamakaw
| 2004-08-06 11:24
| 日記