こどものおいしゃさん日記 うしろすがたのしぐれてゆくか

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「さとうきび畑の唄」を娘と見ました。

「さとうきび畑の唄」を最後の約1時間だけ見ました。昇君と父が語り合っていたシーンから見始めて最後まで。

夏休みで遊び疲れて夕寝をしていた娘が起きてきたので一緒に見ました。



泣く赤ん坊を殺そうとする場面も見ました。自分らが生き残ろうとして赤ちゃんを殺そうとするなんて最低な大人だよねなどと話しました。あんな酷い目に遭うのはもうこりごりだって言って、それ以来日本という国はもう戦争をしませんと法律で決めちゃったんだ。でもいくら酷い目にあったからって、そもそもの始まりは日本が他所の国に攻めていったことが原因なんだから、君らが悪いんじゃないかと言われたら何も言い返せないんだ、等とも縷々話しました。私もこれまでそれなりに戦争については色々と考えることもあったのですが、子供に戦争について話すのは存外難しいものだなと思いました。

少女たちが次々に崖下の海に飛び込むシーンも二人で見ました。もちろん娘はなんで彼女らが海に飛び込んでいるのか理解できない様子でした。父親になってみるとこの集団自殺もひとしお許せないものと感じられます。自決なんて自分で死ぬことを選んだかのような言い方はしないようにね卑怯だから。

なんであのお父さんは兵隊さんになっているのに(敵を)殺せなかったのと娘に質問されました。徴兵というシステムについて説明することになりました。お前も来いって無理矢理兵隊にされたんだよ。昔の日本では男の人は20歳になったらみんな兵隊さんになって鉄砲の撃ち方の練習をしていたんだ。一応練習をしておいて、いざ戦争になったら呼ぶからね集まるんだよということになってたんだ。「みんな兵隊さんになったの?」と娘は聞きました。いや、身体の弱い人なんかは、君はいいやって言われてたんだ。でも兵隊さんにもならない奴ッてんでそういう人は随分苛められたんだよ、と話しました。

たとえば君のお兄さんのように、とは何となくまだ話せませんでした。いずれは話すことにもなるでしょう。お兄ちゃんが鉄砲を持って戦争が出来ると思う?でもね、お兄ちゃんが兵隊に行って戦争で殺したり殺されたりするよりは、いまのまま兵隊の役にも立たない自閉症であってくれた方が余程嬉しい。
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by yamakaw | 2004-08-05 16:36 | 日記