こどものおいしゃさん日記 うしろすがたのしぐれてゆくか

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「サイレント・クレヴァーズ」原田武夫 中央公論新社

朝日新聞の書評で興味を持って「サイレント・クレヴァーズ」なる書を読んだ。著者は外務省に勤務する1970年生まれの男性。ということは私の二つ下か。

私もこの書に言うところのクレヴァーズの世代である。自分の世代を特別に取り上げて持ち上げた世代論を初めて読んだ。誉められるのはお世辞でも悪くない気分ではある。俺ってそんなに偉かったのか。

部長の悪口はこの日記の主要な話題である。団塊の世代を敵視するのは我々の世代に共通のことらしいとこの本で知った。興味深かった。了見が狭いのは俺ばかりじゃないんだな。

ただ、我々の世代が躍進するために何をするかの提言として異業種間の交流会を提唱してあったのは些か腰砕けだった。芸がない。それこそ団塊の世代の得意イベントじゃないか。

団塊の世代に楯突く振りをして結局は同じ発想をする。反逆する振りをした恭順。ちょっと煙草を吸って本多勝一を読んでみせる生徒会長とか。こんな若い奴は外務省でも団塊の世代の首脳たちに受けが良いんだろうなと思う。骨のある奴とか言って出世するよ。次官になるかどうかはもう入省時点で決まってるんだろうけれど。
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by yamakaw | 2004-07-29 19:35 | 読書