こどものおいしゃさん日記 うしろすがたのしぐれてゆくか

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そのときは彼によろしく

そのときは彼によろしく
市川 拓司 / / 小学館
ISBN : 4094081607

周産期新生児学会で東京に出張した帰りに、新幹線の中で読んだ。

一昔前なら、これは藤原伊織「シリウスの道」と村上春樹「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」を折衷して、さらに「目黒のさんま」の落ちみたいに脂と小骨を抜いた小説だとかなんとか酷評していたんだろう。でも出張帰りの新幹線で読む本にまで見栄を張って小難しいものを選ばないでもよかろうとは思う。たまに頭を空っぽにして幸せな気分になるのもよろしいじゃないか。なにより、主要な登場人物に邪悪な人間がいない。また主要な登場人物の誰も不幸にならない。頭のなかを洗うのにちょうどよい。
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by yamakaw | 2007-07-13 23:24 | 読書