こどものおいしゃさん日記 うしろすがたのしぐれてゆくか

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病院内や電車内の携帯電話は本当に危ないか

これだけ携帯電話が普及したご時世に、病院内は携帯御法度と言うのもつまらんです。入院中の無聊を慰めるにも携帯は便利だと思います。ぼけ老人の相手に人手を喰われると文句を言っている暇に病棟での携帯電話の使用を解禁したら、たまにしか来ない見舞客以外には喋る相手もないまま一日過ごすようなご老人でも惚けずにすむのではなかろうか。小児科の勝手な考えですかね。でもあんな老人の入院生活と同じ事をやってたら私なら三日と持たず惚けますね。

勝手ついでに、私は重度身障のお子さんに付き添いのお母さんが子供さんがやっと寝静まった深夜にこっそり携帯使ってるのを黙認してますよ。看護師たちだってみんな知ってますがそのお母さんの苦労を知ってるからだれも咎めません。その僅かな息抜きを止めろなんてどういう顔して言えば良いんでしょう。その子が使ってる人工呼吸器は搬送にも使えるのが売りの携帯型です。搬送に使える携帯型呼吸器が携帯電話に負けてちゃあ話になりませんや。

従来型の携帯電話では植え込み型心臓ペースメーカーに対する最大干渉距離は800MHzの機種で11.5cm、1.5GHzの機種で4cm。第3世代のCDMAなら2GHzの機種で1cm、800MHzの機種でも1.8cm。従来型は出力800mWだけどCDMAは200mWとか250mWですし出力そのものも弱くなっているんですね。11.5cmに安全係数√2(この数字が何処から出てくるのかは知りませんが)を掛けて20cmていどなら、満員電車ではひょっとしたらそれくらい近接する状況があり得るというのが電車内でしつこく携帯電話を禁じられる理由だそうです。ペースメーカーを入れている人の胸元に携帯電話を押しつけて喋ると危ないってんですな。

最大干渉距離1cmなんて携帯電話そのものも胸に埋め込まんと実現できない至近距離ですな。安全係数を掛けても精々2cmどまりでしょ。アナログだった時代はもっと出力が大きくて危険だったのかな。いまの第3世代の携帯電話なら別に院内で使っても全然平気のような気がする。

病院内では医師を始め主だった職員は院内PHSを使っています。廊下のあちこちにアンテナが据えられています。10mと電波が届かないようで、それもそのはず出力がたったの10mWです。でも患者さんたちにしてみればベッドサイドで医師が携帯で喋ってるのに(傍から見たら携帯は携帯ですよね)自分たちが禁じられるってのは納得いかないでしょうね。
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by yamakaw | 2004-06-30 22:08 | 日記