こどものおいしゃさん日記 うしろすがたのしぐれてゆくか

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分娩立ち会い2件

分娩立ち会いが今日は2件。

うちで生まれる全員に小児科医が立ち会ってるわけではなくて、ハイリスクと予想された子にだけ立ち会う仕組みである。しかし今後はやっぱり「赤ちゃん専属スタッフ」が全ての分娩に立ち会うことが要請されてくるのだろうと思う。うちの病院だけじゃなくて、世の中一般の趨勢として、適切に蘇生を始めることのできるよう訓練された人間が全ての分娩に立ち会うようにと。

別に小児科医の縄張りを増やそうと画策してる訳じゃないですよ。だってそういう「赤ちゃん専属スタッフ」が小児科外来診療なんて出来ても仕方ないわけだし。周産期専門看護師とかいうような、新しい職種ができてくるんじゃないでしょうかね。

ただ今日は2件とも、正規には私の担当ではなくて、「他が忙しくて手が離せない」正規の担当者の代わりに立ち会いに入ったわけだが。ハイリスク分娩の立ち会いよりも優先するような業務をNICU担当と並行するなよと腹をたてながら。でもそうやって分娩に立ち会った赤ちゃんが、少々呻吟してるけど大丈夫かなと冷や冷やしながら、それでも羊水を拭き上げた直後からお母さんの胸元に赤ちゃんを入れる early kangaroo を始めたら、とたんに呻吟がすこんと止まってSpO2も保ってたりして、なんだか大人のはずの俺がつまんねえことで不平たらたらしてる時に生まれたての赤ちゃんのほうがよっぽど賢いじゃないかとも思ったりして。

でもまあ私も今では下っ端じゃなくなってきてて、とりあえずうちの周産期部門にいささかでもご縁のあった赤ちゃんのそれぞれに対して、幾ばくか責任とやらを持った立場にあるわけで。俺は知らんよとは言える立場じゃ段々となくなってきている。とは言いながらしょっちゅうこの台詞言ってるような気もするけど。
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by yamakaw | 2006-05-12 23:29 | 日記