こどものおいしゃさん日記 うしろすがたのしぐれてゆくか

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誰が聴いてもあれは「詐欺師の声」だったのか・・・

内田樹の研究室: 投資家と大衆社会

ライブドアの株価が急激に低くなった。それをきっかけに株価全体が一時的に落ち込んだそうだ。

この暴落を機に内田先生が上記記事を書かれた。その中で、内田先生はご友人の「金の話しかしない退屈な」人物という堀江貴文評を引用し、さらに「誰が聴いてもあれは『詐欺師の声』」との御自説を披露しておられる。彼の事業に投資した投資家たちはいったい何を考えてそんな無謀なことをしたのかいささか不可解なのだそうである。

いかに一時の栄華を誇った人であれ、現時点で窮地に立たされた人の人格をこのように誹謗するのは感心しない。内田先生のなさるべきこととは到底思えない。数日前のライブドア株が最高値であった時点で堀江氏の声を「詐欺師の声」と喝破し、ライブドアへの投資を控えるようにと警鐘を鳴らしておられたのなら、先生の炯眼を称えたいとも思う。だが、いくら「ヒルズ族」の梟雄とはいえ、凋落の明確になったこの時点でいくら彼の人格を腐したところで、それは警鐘とは言わない。警鐘は事ある前に鳴らしてこその警鐘である。後知恵は猿知恵に過ぎない。

堀江氏が人格攻撃を受ける謂われはない。彼は金を失っただけだ。この窮地にあっても堀江氏がその人格を疑われるべき行為をしたとは報じられていない。NICUに籠もって世事に疎い私よりも内田先生のほうが多くの情報に接しておられるのかも知れないが、それなら先生には「この局面にあって堀江はこれこれの愚行を重ね馬脚を現した愚か者だ」と論証できるような具体的な根拠をあげていただきたいと思う。

先生は常々、拝金的な世の風潮を批判して、金で買えない大事なものがたくさんあると繰り返し仰っておられる。それほどのものでしかない「金」を失ったからといって、ただそれだけでどうして人格攻撃に走られるのか。それとも内田先生からの尊敬は金で買えるのか?
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by yamakaw | 2006-01-20 13:14 | 日記