こどものおいしゃさん日記 うしろすがたのしぐれてゆくか

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北海道の印象 旭川市

這々の体で旭川入りした。イラクを脱出してヨルダンに入った心境はこんなものなのだろうか。
旭川ターミナルホテルに宿泊した。フロントからドア一枚隔てて旭川駅の待合いというホテルであるが今回はちょっとむなしかった。

駅は往年の長崎駅とよく似た造りに見えて懐かしい感じがした。

街を走るバスの行き先案内に一文字で「駅」というのがあった。駅ってどこの駅だよと突っ込みようも無いくらいに旭川駅は地元の中心なのだろう。

涼しくて湿度も低く爽快な気候であった。今の時期にこれだけ湿度が低い大陸性の気候の土地は冬場にはどれだけ冷えるのだろうと思うと空恐ろしい感じではあった。ちなみに長崎生まれの人間はたとえ早朝のひとときであれ気温に「零下」がつくともう寒くてたまりません。



駅前広場では女子高校生たちの裸の足がやたら目についた。お尻が気になってお辞儀の一つもまともに出来ないのではないだろうかというスカートの短さ。ロリコンだという風評は小児科医にとって社会的な破滅なんだけど、常に保温に関心を持つのは新生児科の心構えだ。彼女ら寒い土地なのに冬もあれで過ごすのだろうか。ちょっと可哀想。

旭山動物園で寒冷地への適応について説明してあった。厚い皮下脂肪がポイントだ。それと身体の大きさに対する表面積の比をできるだけ少なくすること。スカートを短くして表面積を節約するのはあまり理に適った方法ではないが、足に適宜に皮下脂肪をつけ、しかもぶよぶよと皮膚をたるませることなく流線型に太っておくというのは合理的なやりかただ。この女の子たちも旭山動物園のアザラシをお手本に寒さへの対応をしているに違いない。証拠って・・・鏡見てご覧なよ。

タクシーの運転手さんがよく喋るのが参った。喋るのに夢中になるのは良いが身振り手振りでハンドルから両手いっぺんに離すのは乗っててはらはらする。

食べ物の評価は今回はパス。寿司の味を云々しようにも、この天候では活きのいい寿司ネタなど望むべくもないし新米の収穫前で米もハンディがある。ただ値段は安かったですよ。
ラーメンは良かったです。塩ラーメン喰って旨いと思ったのは初めてだ。

まずいもの・・・コーヒーが不味い。なにあれ。ターミナルホテルのラウンジでは大豆を煎ってコーヒー豆代わりに使ってるんじゃないかと思うくらい不味い。もう戦争は終わったんだよと教えてあげたい。俺のコーヒーの概念が間違ってるんかな?と思って自宅に帰ってからメリタのコーヒーメーカーに規定量のコーヒー豆と水で淹れてみる。うん、コーヒーってこんな味だよなと再確認する。

民家の屋根には瓦が乗ってません。積雪の荷重を逃がすことを第一に考えて自重も軽く傾斜もきつめにつけて滑りもよくしてあります。それが横風には裏目に出たようですね。

防風林と称して庭先に植えてある樹木ですが、あれは防風林とは言いません。ただの植木です。長崎の私の実家は側面から見ても槙の樹でびっしり覆われて屋根は見えませんよ。まあ、その槙の植え込みの向こうはすぐに海ですから厳重な防風林を作ってあるのですが。

台風も地元の人には大変な迷惑で、テレビニュースは台風の被害のニュースばかりでした(台風7割にプロ野球のスト回避が3割くらいの体感でした)。でも帰路は素晴らしい晴天で、旭川空港への道すがら正面には大雪の連峰が全貌見えました。美しさもさることながら、そもそも2000m級の連峰があの大きさに見えるってあそこまでの距離はどれくらいあるんだよと思いました。神奈川県がすっぽり入る広さだそうで。神奈川県を一望にしてるのか。雄大ですね。いちいち桁が違います。

帰路の機上からは北海道から青森上空まで雲一つ無く、旭川から石狩川の流れを札幌まで一望に出来ました。札幌上空では日本海から太平洋まで一望でした。札幌から苫小牧まで一目にするとなんか北海道が狭く感じてしまいました。綺麗な山影が見えましたが羊蹄山でしょうか。湖が一個見えたけど洞爺湖ですかね。やがて内浦湾から函館山まで一望です。

苫小牧上空から太平洋上へ出て、下北半島の東側を南下します。下北半島の向こうに青森市あたりまで見えました。以遠は霞んでいました。函館湾から津軽海峡を経て陸奥湾まで一望の下でしたが、たしかにこの地形だと、季候さえ良ければ海上交通を基盤にしてかなりな文明が発達するだろうなと思います。今より温暖だったという縄文期には、この土地には高度の文明が発達していたよし、初めて納得できたように思います。
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by yamakaw | 2004-09-12 13:07 | 日記